わたしがもし罪を犯せば、 あなたはわたしに目をつけて、 わたしを罪から解き放されない。
なにゆえ、わたしのとがをゆるさず、 わたしの不義を除かれないのか。 わたしはいま土の中に横たわる。 あなたがわたしを尋ねられても、 わたしはいないでしょう」。
主よ、あなたがもし、もろもろの不義に 目をとめられるならば、 主よ、だれが立つことができましょうか。
主よ、あなたはわたしを探り、 わたしを知りつくされました。
わたしはわがもろもろの苦しみを恐れる。 あなたがわたしを罪なき者とされないことを わたしは知っているからだ。
あなたはかつて、『主は怒ることおそく、いつくしみに富み、罪ととがをゆるす者、しかし、罰すべき者は、決してゆるさず、父の罪を子に報いて、三、四代に及ぼす者である』と言われました。
いつくしみを千代までも施し、悪と、とがと、罪とをゆるす者、しかし、罰すべき者をば決してゆるさず、父の罪を子に報い、子の子に報いて、三、四代におよぼす者」。
その時あなたはわたしの歩みを数え、 わたしの罪を見のがされるでしょう。
人を監視される者よ、わたしが罪を犯したとて、 あなたに何をなしえようか。 なにゆえ、わたしをあなたの的とし、 わたしをあなたの重荷とされるのか。
あなたは言う、『わたしはいさぎよく、とがはない。 わたしは清く、不義はない。
悪を行う者には身を隠すべき暗やみもなく、 暗黒もない。
あなたはわれらの不義をみ前におき、 われらの隠れた罪をみ顔の光のなかにおかれました。
わたしの目は彼らのすべての道を見ているからである。みなわたしに隠れてはいない。またその悪はわたしの目に隠れることはない。